当帰飲子
肌の乾燥による「かゆみ」に使うおくすりです。
あちこちかゆくなる辛い症状……これは中医学では「風」によるものと考えます。
風のように突発的に起こり、固定することなくあっちもこっちもかゆくなる。
こんなこと、ありますよね。
実際には、「乾燥性(老人性)掻痒症」や「アトピー性湿疹」に、ほかのおくすりと組み合わせて使うことが多いです。
例えばご年配の方の秋冬のかゆみ。最近はお若い方にも多いですが、からだの中に、皮膚を潤す材料が不足している方に起こります。
そんなとき、「材料補給」と一緒にこれを。
ホントはこの「当帰飲子」自体に「材料補給」の効果があるんですが、お若い方にも材料不足が蔓延している現代では、これ1本では不足気味。
また、急性期を過ぎたアトピーさんにも使うことがあります。
まさにうわーっと炎症が起きているときには、とにもかくにもそれを片づけなくてはなりません。急性期から亜急性期へのお手当の移行は、タイミングがとても重要。自己判断は危険なことがありますので、クチコミでネットで買わず、ぜひご相談くださいませ。
……2011年9月10日