「憂鬱」と漢方 (1)

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お知らせ

「憂鬱」と漢方 (1)

「どんより暗い気持ちになり、何もする気が起きない」 「未来に希望を持てない」 「ときどきイラっとしてしまい、自分でも自分を抑えられない」 ……………… そんなこと、ありませんか? 何か嫌なことがあって、一時的にそういう気分になるのは、誰にでもある普通のこと。 しかしそれがしばらく続き、生活に支障をきたすのは困りものです。 こうした状態を、漢方(=中医学)では「鬱証」と名づけています。 精神医学の「うつ病」の元になった言葉ですね。 相手の気持ちを尊重する文化に生きるわれわれにとって、馴染みの深い症状です。 思わず知らず、自分の気持ちを、抑えてしまうことが多いからです。 「鬱証」とは「気」の巡りが滞って起こる不快な状態。 「気持ちがふさぐ」「情緒が不安定になる」「脇腹の辺りが張る」「怒りっぽくなったり、悲しくなったり」 ……といった症状が出やすいですが、中には「のどに何か詰まった感じ」「不眠」など、いろいろ複雑な症状を併発することもあります。 ひとによって、タイミングによって、出る症状はさまざまですが、共通するのはひとつ。 「気持ちを我慢することで起きた」 ストレスに対する身体の疲れと言うことができるでしょう。 大きな悲しい出来事で起こった心因反応もこれに含みます。   漢方相談について……へ戻る トップへ戻る