9/16加味逍遙散

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9/16加味逍遙散

加味逍遙散

「加味逍遙散」はゼッタイこれ!!  非常にメジャーな漢方処方です。  日本ではどういう訳か「更年期のくすり」として定着した感がありますが、更年期であってもなくても、「気の巡り」が悪くなって「気分がふさがる」「ぱっと気が晴れない」、こうした状態が続いて体内に「熱」がこもってしまったときに使用します。  気の滞りが熱に変わって、イライラと怒りっぽくなっているとき、魔法のようによく効きます。 「熱」を冷ます処方ですから、冷え性治療には使いません。  このおくすりを取り上げた理由がもうひとつあります。 「同じ漢方処方でも、メーカーによって、こんなに効き目違うんだ!!」  そう気づかせてくれたおくすりなのです。  野菜も、農薬を使わずに日光に当てて作られたものは、そうでないものより栄養豊富で、美味しいですよね。  漢方薬も同じでした。  写真の加味逍遙散は「東洋薬行」さまというメーカー様のものです。  漢方薬は、原料の薬草の品質だけでなく、「下ごしらえ」をちゃんとしてるかどうかで、味も効き目も違います。  このメーカー様の凄いところは、「下ごしらえ」を当たり前にしているところ。  だから効き目が違うし、第一「香り」が全然違う!  分包の封を開け、口に入れたときに感じる芳香……。 「香り」が気を巡らせるのですから、加味逍遙散はこうでなくっちゃ。  びっくりしますよ。「香り」と「効き目」。 ……2011年9月16日