「胃が痛む」「下痢をしやすい」「便秘がち」「いやなことがあると食べられなくなる」「食べているのに疲れやすい」……。
胃腸の症状で悩まれてる方は、本当に多いです。
漢方(=「中医学」)ではそうした胃腸の働きを「脾」という臓器の健康度で測ります。
「脾」の働きは、大きくまとめると3点。
○食べたものを消化して、
①身体に必要なものを吸収して、必要な場所に届ける
②不要なものを分別して、排出する流れにのせる
○身体を動かす動力(=「気」)をつくる
○上に向かう流れをつくりだす
……イメージされましたでしょうか?
元気をつくる「脾」ですが、脾が働くのにも相応のエネルギーが要ります。パワーダウンが進んでしまうと、なかなか自分では元気を回復できなくなるのもこのためです。
朝起きてもぐったりとして、すぐには動けなかったり、朝ご飯がすすまなかったり。
ひどくなると、手足や頭に元気が行き渡らなくて、「だるい」「ぼーっとする」「ふらふらする」なんて症状が出てくることも。
また、元気不足以外にも、ストレス性の不調が現れやすいのが胃腸です。
職場の配置替えから胃が痛む、または食欲が落ちる。緊張するとお腹が痛い。外出時にはトイレの場所を目で確認してしまう……。
あまり知られていませんが、「むくみやすい」なんてのも中医学的にいうと「脾」に原因がある場合があります。
思い当たるふしのある方、多いんじゃありません?
なかなか自力で治らなかったら、漢方で調整してみましょう♪
また、回復促進・再発予防には日頃の生活がの見直しも大切です。おくすりと併せて、日常生活での注意ポイントを、おひとりおひとりのお身体に合わせてアドバイスします!