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「更年期」と漢方

 ひとくちに「更年期」といっても、そのお辛さはひとそれぞれ。
 七転八倒の苦しみを耐える方もいれば、気づいたらとっくにそんな時期をすぎている方まで。世の中って、ほんとうに不公平ですよね!

 では、ひとによって何故こんなに体調が変わるのでしょうか。
 それはみなさん「持っている弱点」が異なるからに他なりません。

「持っている弱点」とは?
 よく「五臓六腑」といいますよね。わたしたちの身体の健康は、この「五臓」「六腑」それぞれが協調し合って保たれています。それぞれの臓器の働きがしっかりしていて、またそれらがバランスよく連携している状態でないと、健康ではいられないのです。
 では「更年期」になるとどうなるか。
 難しい理論をがばっと端折って、最短で分かりやすくいうと、「腎」の働きが落ちてくるのが「更年期」です。中医学でいう「腎」は、腎臓と副腎、泌尿器、生殖器、骨、耳……などを含めた幅広い人体の働きを指します。
  連携がとれていた「五臓」も、そのうちひとつの働きが落ちるとそれまでのバランスを失って、ぐらぐらとぐらついてしまいます。
 原因が同じ腎の機能低下でも、その「ぐらつき」はそのひとそのひとの弱いところに出ますので、もともと胃腸が弱かった方には「めまい」「吐き気」「朝起きられない」のような症状が出ますし、神経の栄養が不足しやすかった方は「不安感」「眠れない」「動悸」などの不調を訴えられることが多くなります。
 普段は見かけのバランスを保っていても、腎の働きの低下に伴って、日頃見えていなかった臓器の弱点が表に出てくるのです。

 ではどうすれば「更年期」を笑顔で乗り切ることができるでしょうか?
 それには、「その方の弱点を調整し」つつ、「腎の働きを補っ」ていくことが欠かせません。
 辛い症状だけを見ていてもダメだし、腎を補うだけでも症状はラクになりません。
 その方その方の状態を、よく見極めることが必要となります。
 万人に効く「これ!」というおくすりがある訳ではないのです。

 その代わり、その方のバランスのぐらつきを解明すれば、辛い症状は改善できます。
 ひとりで悩まず、ぜひご相談ください。
 一日でも早く、そのお辛さから解放されませんか?

※「更年期」に失ったバランスをそのまま放置したことで、その後の数十年を不調なまま送ってしまう方もいます。ぐらついたら早めのお手当を……。

 

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